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ファミコン フラッシュカートリッジ namcot163 作成

kazzo/tuna
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前にもマッパー19のフラッシュカートリッジは作成していたのですが、うまくいかず断念…

namcot163 Mapper#19関連記事

色々と情報も出てきたので、再チャレンジで作成しました。

na6koさんも解析されています→naruko の開発メモ

生け贄になってもらうのは貝獣物語。バッテリーバックアップ対応で比較的入手もしやすいです。

セーブデータは 163 内部のRAM領域に保存されていて、他にもWRAM搭載、非搭載のタイプがあります。

すべてのゲームを動かす為に本当はWRAM搭載のカセットが見つかればいいのですが、黒樹脂しか見つからないので追加でSRAMを取り付けます。

■namcot 163 のバッテリーバックアップ対応でWRAM搭載のゲーム(私がわかっているだけ)

独眼竜政宗

三国志 中原の覇者

デジタルデビル物語 女神転生Ⅱ

じゅうべえくえすと

キングオブキングス

三国志Ⅱ 覇王の大陸

※namcot 340のゲームを書き込んでも動作はしますが、まともには動きません…

(完全上位互換では無いようなので、340用に別途カセットを作成する必要があるようです)

2011.04.20追記 340にはどうも拡張音源は搭載されていないようですので作る意味は無いかも。

namcot163-f15.jpg   namcot163-f16.jpg   namcot163-f17.jpg

もちろんこの貝獣物語にも黒樹脂タイプがありますので、購入の際はカセットの下から隙間をのぞき込んでROMの足が見えるかどうか確認して購入しましょう。

namcot163-f01.jpg   namcot163-f02.jpg

163が使用されてます(PRG&CHRROMの向きが違う)

namcot163-f03.jpg

まずはサクッとROMを取り外します

他のカセットとは違い、左がPRG-ROMで右がCHR-ROMとなっていて向きも違うので注意!

この時点で、接点復活剤などで端子のクリーニングもやっておきましょう。

namcot163-f04.jpg

AM29F040Bを2個使用します。

まずは下準備…

基板とピンアサインが異なるピンを写真のように折り曲げてしまいます(1、2、22、24、30、31、32ピン)

PRG用、CHR用とも同じように折り曲げます。

注意:写真左側のAM29F040Bは関係ありませんので気にしないでください

折り曲げたピンの余分な部分をカットして(ハンダがのるぐらい残す)基板に取り付けます。

向きを間違えないように取り付けて、すべてハンダづけ。

こちらのサイト nesdev に 163 や SRAM のピンアサインがありますので参考にしてください。

namcot163-f11.jpg   namcot163-f13.jpg   N163_AM29F040B.png

写真や配線図を参考に、折り曲げたピンをそれぞれ配線していきます。

CHR /WEを配線する部分は、ファミコンのエッジコネクタにささる部分なので、ちょっとだけハンダを付けて接続します。

※2011.4.30訂正 このままの配線では、一部のゲームでキャラが正常に表示されません。

CHR /CE は 163 の 35pin PPU A13(CHR/CE) には配線せず

ファミコン フラッシュカートリッジ namcot163 追加回路
前回のままでは、一部のゲームを書き込むと画面がおかしくなるので追加回路が必要です。 なぜ必要なのかは、na6koさんが解説されているのでそちらをご覧ください → naruko の開発メモ ということで配線方法だけご紹介。 nand回路は 7...

この記事を参考に nand回路 74xx00 を追加してください。

namcot163-f14.jpg ※その他接続箇所

AM29F040Bの VCC は それぞれの基板側 28ピン(VCC) へ接続

AM29F040Bの PRG /OE は PRG基板側 20ピン(/CE) へ接続

AM29F040Bの PRG A16,CHR A16は それぞれの基板側 22ピン(A16) へ接続

AM29F040Bの CHR A18 は 未使用なので GND へ接続

SRAMの取り付け(WRAM対応仕様にする)

バッテリーバックアップのファミコンカセットから取り外すのが手っ取り早いです。

163-sram02.jpg   163-sram07.jpg

使用するのは64KbitのSRAMです。

SRAMのピン足は全部写真の様にカットしておきます。

配線を簡単にするためPRGROMの裏に直接取り付けます。

163-sram03.jpg   163-sram04.jpg   163-sram08.jpg

基板裏から出ているAM29F040Bのピン足をピンアサインが違う部分()だけをカットします

裏に直接取り付けるので、SRAMのピン足と接触しないようにするためです

163-sram05.jpg   163-sram01.jpg

取り付けるとこんな感じ

AM29F040BとSRAMのピンの隙間が若干あるので、強引にハンダを盛って繋ぐか写真の様にSRAMのピンを曲げて繋ぐか、好きな方でやってください。

163-sram09.jpg   namcot163-f11.jpg   163-sram11.jpg   163-sram10.jpg

ハンダ付けしたら、写真を参考に各箇所へ配線します。

VCC WRAM、WRAM /WE、WRAM /CEは写真の箇所へ。

VCC、GNDはAM29F040BのVCC、GNDへ繋ぎましょう。

拡張音源を出力するための改造

namcot163-f10.jpg 

45ピンと46ピンがつながっているのでパターンカットします。

写真を参考に抵抗を取り付けます(抵抗は10KΩですが、この値を変更すれば音量バランスが変わります)

ちなみに女神転生2は 4.7KΩだった

namcot163-f08.jpg   namcot163-f09.jpg

PRGROMの裏にはSRAM 完成!!

あとは kazzo で動作確認してください。

kazzo用のnamcot#19のスクリプトはこちらから

kazzo用スクリプト【現在入手可能なフラッシュカートリッジ】
家電のケンちゃんで現在入手可能なフラッシュカートリッジのkazzo最新スクリプトをまとめてみました。 不具合とかが修正されていてどれが使えるのかわからなくなってしまったので… 公開するスクリプト(2023.12.25 更新しました) MMC...

コメント



  1. お疲れさまです~
    左のTwitter記事見て気にしておりました。
    拡張音源の抵抗はゲームによって違うということですかね?
    可変抵抗付けたほうが良いのかな。
    近いうちにEN29F002Tで後追いさせていただきます(笑



  2. >ぽんさん

    お疲れです~(^▽^)
    牧村さんの協力もあって、自作の拡張音源が鳴ることも確認できました。

    全部調べたわけではないですが拡張音源が使われているゲームによっては、抵抗が異なるのもあるようです。
    拡張音源と内蔵音源の音量バランスが変わるみたいなので、10KΩの可変抵抗をつけた方がいいかもしれませんね。

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