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NEWファミコン用 似非ステレオ基板をつくってみた

ファミコン
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FCRGB基板にも使用している似非ステレオ回路。

赤白ファミコン用 FCRGB基板【AVマルチ出力】
今まで頒布していた「赤白ファミコン用 NESRGB AVマルチ基板 Rev.0.5」 に USB給電対応 とその他の機能を追加し FCRGB基板 を作成しました。

 

この似非ステレオ回路をNEWファミコンでも利用できるように基板を作成しました。

NEWファミコンの拡張音源バランスも改善されます。

 

 

似非ステレオ基板を実装後に悪魔城伝説の音声をSTEREO/MONOと切り替えてパソコンで録音しました。
※再生環境によって聞こえ方も様々だと思いますので、自身の環境に合わせてお選びください。

■悪魔城伝説 似非ステレオ


■悪魔城伝説 モノラル


 

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NEWFC専用 似非ステレオ基板 【半完成キット】 | 同人ハード(キット),BAKUTEN工房 | | 家電のケンちゃん(@kadenken)
「家電のケンちゃん(@kadenken)」で取り扱う商品「NEWFC専用 似非ステレオ基板 【半完成キット】」の紹介・購入ページ

 

■NEWFC専用 似非ステレオ基板 半完成キット部品内容(部品対応表)

1:似非ステレオ基板(半完成品) x1

2:表面実装 音響用電解コンデンサ

C1,C10,C11,C12 : 10uF x4

C2,C5,C6 : 1uF x3

※似非ステレオON/OFFスイッチは付属しませんので別途ご用意ください。

 

 

■似非ステレオ基板の組立

まずは似非ステレオ基板に表面実装 音響用電解コンデンサを実装していきます。

基板のシルク印刷が見にくい場合がありますのでこちらも参考にどうぞ。

 
音響用電解コンデンサは向き(+ , –)を間違えないように取り付けます。
10uF(C1,C10,C11,C12)と1uF(C2,C5,C6)をハンダ付けしてください。
 
 
基板にはすでにハンダがついていますので、作業がやりにくい場合はハンダ吸い取り線などでハンダを除去して作業を行ってください。
 
 
シルク印刷で絶縁処理っぽいことをしてますが…
念のためハンダ面にカプトンテープなどを貼り、しっかりと絶縁処理しておきましょう。
 
 
 
■NEWファミコンの分解とマルチ端子の加工【ノイズ軽減や縦縞対策など】

NEWファミコンのマルチ端子を取り外すために本体を分解します。

ねじをすべて外すとヒートシンクが外れます。

 

DCコネクタとマルチ端子のハンダを除去するとコネクタ部分が取り外せます。

マルチ端子とDCコネクタのハンダを除去しないと分解できないのでご注意ください。

 

 

分解するのは厳しい…という方はこの後の「分解せずにパターンカットで対応」をご覧ください。

 

 

マルチ端子がハンダ付けされていた本体基板を加工します。

1.6mmぐらいのドリルで穴を広げてスルーホールを除去します。

剥がれたパターン等もきれいに除去しておきましょう。

 

除去するのはGNDとAUDIO(L/R)端子です(AUDIOLとRの間のパターンも除去します

GNDのスルーホールを除去するとNESRGB や RGB2C02N使用時のノイズ低減になります。

NESRGBRGB2C02N を取り付けている場合はVIDEO端子のスルーホールも除去しておきましょう。

 

加工が終わったら元通りに組みたてます。

マルチ端子のVCCの端子だけ事前にハンダ付けしておきましょう。

※もしもハンダ付けを忘れていても後で追加配線で対応も出来ます。

 

■分解せずにパターンカットで対応【ノイズ軽減や縦縞対策はできません】

分解が厳しい…という方はパターンカットでも対応できます。

パターンカットはVIDEOとAUDIO(L/R)の X 部分で全部で4箇所です。

※VIDEOのパターンカットは NESRGBRGB2C02N を取り付けている方のみです。

特にAUDIO LとAUDIO Rの間はしっかりとパターンカットしてください。

 

■似非ステレオ基板の取付

取り付ける前に45ピンに繋がっているパターンを X 部分でカットしておきます。

似非ステレオ基板を取り付ける際に基板を傷つけそうなピンはカットしておいてください。

 

 

組みたてた似非ステレオ基板をファミコン本体基板へハンダ付けします。

ピンが入りにくい場合はピンの位置などを調整して似非ステレオ基板を取り付けてください。

ハンダ付けする前にシールドケースを取り付け、部品が接触していないか確認して位置調整を行ってください。

接触している場合は位置調整をするか、絶縁処理を行ってください。

 

 

46 EDG 45 , VCC , GND の4箇所を本体基板と位置を合わせてハンダ付けします。

 

 

マルチ端子部分もしっかりとハンダ付けします。

 

NESRGB や RGB2C02N 等を取り付けている場合は、似非ステレオ基板の RGBVYC-In側に必要な信号線を配線してください(NESRGB や RGB2C02N から GND も必ず接続してください)

※RGB2C02Nでは [C-SYNC] を V [VIDEO] に配線します。

※使用するRGBケーブルに応じてC-SYNCの接続箇所を変更してください。

 

 

■マルチ端子のピンアサイン

1:R   2:G   3:C-SYNC(初期の純正RGBケーブル)   4:B

5:GND   6:GND   7:Y(S端子用)   8:C(S端子用)

9:VIDEO(RGB2C02Nでは[C-SYNC]をここに配線)

10:+5V

11:Audio-L  12:Audio-R

 
■純正/他社RGBケーブルの同期信号に関して
NESRGBの時も話題になってましたが使ってるRGBケーブルによって同期信号を取ってる箇所が違うという罠があります。純正RGBケーブルだと通常は9ピンからとっていますが、初期はマルチ端子の3ピンからとっているらしいので3ピンにもC-SYNCをつないでみてください。3Aカンパニー製だと初期はS端子の信号から同期信号をとってるとのこと…C-SYNCを7ピンまたは8ピンにつなげば同期の乱れは改善できるかと思います。
NESRGBは映ってたけどRGB2C02Nは同期が乱れるというのならRGBケーブルの可能性が高いかと。

 

■CPUから1ピンと2ピンの配線

CPUの1ピンと2ピンから似非ステレオ基板へ配線します。

MIC端子はマイクは使われていないので未接続です。

 

先の加工時にマルチ端子のVCCにハンダ付けされていない方は、似非ステレオ基板のVCCパッドからマルチ端子のVCCへ配線します(音は出るが映像が出ない方はVCCが接続されていない可能性があります

 

 

似非ステレオ基板のGNDパッドから本体基板のGNDへ配線します。

STEREO/MONO切替スイッチなどは似非ステレオ基板から配線してお好きな場所へ取り付けてください。

中央と左側で[STEREO ON] , 中央と右側で[STEREO OFF]となります

 

 

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