別バージョンのTSOP-DIP変換基板
ピンアサインが違うためMMC5には対応していませんでしたが、今回はMMC5版を作成しました。
SNESのカセットのピンアサインにも対応しているので、SFCのカセットも作成できるかと思います(未検証)
MX29F040CTI 等を使って、フラッシュカートリッジを作成しやすくする為に極力配線をしないでいいように作成したMMC5用のTSOP-DIP変換アダプタです。
対応FlashROMは4Mbit MX29F040CTI , 8Mbit AM29F080等 , 16Mbit AM29F016等 , 32Mbit MBM29F033等です。
MMC5はPRG , CHR とも最大8Mbitまで対応していますので最大で 4in1カセットが作成可能です。
基板は40pin対応ですが 48pinの29F016等も利用可能です(両端の8pinは未使用なため)
※MMC5で使用する場合はSNES用拡張部分は不要なので、PカッターやPCBカッターなどでカットしてください。
こちらの基板は 家電のケンちゃん で委託販売を行っています。
C1 : 0.1uFのチップコンデンサを取り付けますが無くても大丈夫かも(パスコン)
/WE : エッジコネクタの 14pin(CPU R/W)又は47pin(PPU R/W)に配線
A20 : 16Mbit以上のFlashROMを使用する場合のA20のスイッチ配線箇所
(ROMの切り替え 2in1や4in1 等に使用)
※スイッチ等を取り付けないで 8Mbitとして利用する場合はA20■-■でジャンパする
A21 : 32MbitのFlashRomを使用する場合のA21のスイッチ配線箇所(ROMの切り替え 4in1 等に使用)
※スイッチ等を取り付けないで 8Mbitとして利用する場合はA21■-■でジャンパする
MMC5の作成は簡単で配線は2カ所のみ。
ピンヘッダは細ピンヘッダをおすすめします。
特にNin1とかにしないのであれば16MbitであればA20をジャンパ、32MbitであればA20,A21をジャンパでショートします。
あとはPRG側の/WEはエッジコネクタの14pin(CPU R/W)、CHR側の/WEは47pin(PPU R/W)に配線すれば完成です。
kazzoで書き込みを行いうまく書き込みできれば完成。
標準の mmc5.af ではコマンドアドレス幅 A0-A14 のデバイス対応になっていると思うので、CHR側がうまく書き込めない場合は mmc5.af のコメントアウトされている部分(A0-A10デバイス対応箇所)を有効にしてください(137~155行)
※こちらのサイトもご確認ください
最新のMMC5のスクリプトはこちらからどうぞ。
local mega = 0x20000;
local MASK_A14 = mask_get(14);
local MASK_A11 = mask_get(11);
local MASK_A10 = mask_get(10);
W-RAM-0を256KbitのSRAMへ変更すれば、MMC5すべてのゲームが書き込み対応可能となります。
MMC5のフラッシュカートリッジを作成するならETROM-xxの基板を使いましょう。
※W-RAM-0へ256kbitのSRAMを取り付ける記事
コメント
家電のケンちゃんにて、TSOP-DIP変換基板を購入致しました。
制作して一度目は書き込みが出来、ゲームも無事に起動します。
しかし2度目書き込みをしようとしたら、Character Flash memory compare failed, offset 0x001000とでて、書き込みが出来なくなります。
実は、かなりの枚数この症状が出ておりまして、何が問題でこのようになるのか?本当に不思議です。
一度目に書き込みをしたゲームは、当然何度電源を入れ直してもプレイ出来ますが、一度違うゲームを書き込もうとするとエラーが出て二度と書き込めなくなります。
使用しているFlashメモリは、MX29F040CTIです。
もし何かお分かりになるようでしたら教えて頂けますと幸いです。
コメントありがとうございます。
エラーが出る場合はほとんどがTSOPのハンダ不良の可能性が高いですが…
まずはどの変換基板(表・裏バージョン)を使って、何のマッパーのフラッシュカートリッジを作成したのか、何のゲームをベースに作成したか、何を書き込んだのかを教えていただけると回答もしやすいかと思います。
返信ありがとうございます。
今回使用しているのは、MMC5の変換基板になります。
使用しているソフトですが、維新の嵐、戦国群雄伝、ランペルールになります。
全て、変換基板にチップをハンダ付け、変換基板を維新の嵐などの基板にハンダ付けしました。
配線を行い、書き込みをしました。
一度目は、問題なく書き込みされ、ゲームを遊ぶことが出来ました。
一度目に書き込んだソフトは、その後も問題なく遊べるのですが、違うソフトを書き込みを行うと、エラー(特にキャラクターロム)が発生し、二度と書き込めなくなります。
チップ自体の基板へのハンダ付けは、100倍の顕微鏡を使い行い、チップとランドをテスターで導通の確認をしても全て問題ない状態です。
エラーが出た後のチップも同様にテスターで確認しても、やはり問題ない状態です。
エラーが出るのはCHR側だけでしょうか?
ハンダ付けに問題ないということであればエッジコネクタの汚れや接触不良でもそのエラーは出ます。書き込み中にカセットを動かしたりしてエラーが出るようであれば接触不良の可能性もあります。
あと変換基板のジャンパ等はどうしていますか?
書き込みスクリプトは何を使われてますか?
返信ありがとうございます。
主にエラーが出るのは、CHRです。
変換基板のジャンパは、こちらのサイトを参考にCHRは47pinに入れております。
書き込みスクリプトは、こちらで配布されています、MMC5_A10を使用しております。
エッジコネクタの汚れなのか、明日今一度みがいてみます。
戦国群雄伝をベースにしてMMC5変換基板とMX29F040CTIを使用してフラッシュカートリッジを作成してみました。PRGとCHRとも問題なく読み書きできています。
anago_wx.exe の設定
スクリプトは mmc5_A10.ag(最新版を使用してください)
PRG,CHRとも[MX29F040CTI][full]、[compare]にチェックです。
当方が頒布したkazzo以外(kazzo互換など)を利用している場合は、もしかすると書き込み機に何か問題があるかもしれません。
私が所有している tuna と 爆竹銃さん頒布のkazzo互換 では問題ありませんでした。
返信ありがとうございます。
コンパウンドを購入し、カセットのコネクタ部分を磨き、スクリプトを最新の物にしたところ問題無く書き込みが出来る様になりました。
お騒がせ致しました。
もし良かったら、作られた変換基板を利用した、他のマッパーの作り方などもUPして頂けると幸いです。
無事動いたようでよかったです。
MMC5や一部のマッパーを除いて、他のマッパーも変換基板を使えば基本的に配線するところは同じなのですべてに応用できます。
MMC3のフラッシュカートリッジが作れれば他も大丈夫かと思います。