mdc5linker では mdc ファイルがないとゲームが登録できません。
また、ハックロム等でパッチをあてた場合は ROMイメージの hash も変わってきますので、元となったゲームのmdcファイルの hash 部分をパッチ後の hash へ書き換えることで対応させることも可能です。
片面ディスクゲームやマッパ0のカセットはパッチなしでmdcファイルが作成できますので、その作成方法を簡単に紹介したいと思います。(例外としてスーパーマリオ2の様なパッチが必要なゲームもあります)
まず、mdc5linkerの設定をすべて終わらせておいてください → MDC5Linker の使い方
※mdcファイルを作成したい disk や rom イメージを、mdc5linkerで設定したフォルダへ保存しておく事。
新しいバージョンでは、Option → Config Path で configファイル の path設定 が出来るようになっています
File → Hashlist outoput でmdcファイルが保存されているフォルダへ hashlist.txt が作成されます。
そのファイルを開くと、disk & rom イメージの 各hash が分かると思います。
追記:2009.07.05
mdc5linker 0.3.1 の仕様に変更
※例:アイスクライマー、ベースボール
F:\mdc5linker\FDS\アイスクライマー.fds
disk1.sideA.hash = d33dfc1db9cf48a869d69824640c06a1a220e974
disk1.sideA.savefilename guessed $12$0c$0e$$19$1b$18$ #0x8000 byte
disk1.sideA.encode.type = CBR,3
disk1.sideA.encode.cbrfile = 0,0×0200 #73.21%
disk1.sideA.encode.cbrfile = 1,0×1000 #59.25%
disk1.sideA.encode.cbrfile = 2,0×0800 #83.70%
F:\mdc5linker\ROM\ベースボール.nes
board.cpu.rom.hash = 91f7d3e4c9d18c1969ca1fffdc811b763508a0a2
board.cpu.rom.encode.type = VBR,0x01
board.cpu.rom.encode.vbrpage = 0x00,0x0800 #90.16%
board.ppu.rom.hash = d5bd643b3ba98846e520b4d3f38aae45a29cf250
board.ppu.rom.encode.type = VBR,0x01
board.ppu.rom.encode.vbrpage = 0x00,0x1000 #62.12%
次にメモ帳などで、xxx_xxx.mdc というファイルを作成します(xxx_xxxはゲームの型番です)
※もし型番が分からなければ、適当な英数字でも構いません。
ゲームの型番はディスクであればディスクのラベルに、カセットであればカセットのラベルに記載されています。
※ディスク(片面)の場合の記述
scriptversion = 0.02
imagetype = DISK
gamename = アイスクライマー
gamecode = FMC-ICD
biosname = ICE CLIMBER
sidenum = 1
disk1.sideA.hash = d33dfc1db9cf48a869d69824640c06a1a220e974
disk1.sideA.savefilename = $12$0c$0e$$19$1b$18$ #0x8000 byte
↑guessed を = に書き直す
※例として記述してますが、アイスクライマーにはセーブデータは無いのでこの1行は必要なし。
disk1.sideA.encode.type = CBR,3
disk1.sideA.encode.cbrfile = 0,0×0200 #73.21%
disk1.sideA.encode.cbrfile = 1,0×1000 #59.25%
disk1.sideA.encode.cbrfile = 2,0×0800 #83.70%
※カセット(マッパ0)の場合の記述
scriptversion = 0.02
imagetype = ROM
gamename = ベースボール
gamecode = HVC-BA
biosname = BASEBALL
board.cpu.rom.hash = 91f7d3e4c9d18c1969ca1fffdc811b763508a0a2
board.cpu.rom.encode.type = VBR,0x01
board.cpu.rom.encode.vbrpage = 0x00,0x0800 #90.16%
board.ppu.rom.hash = d5bd643b3ba98846e520b4d3f38aae45a29cf250
board.ppu.rom.encode.type = VBR,0x01
board.ppu.rom.encode.vbrpage = 0x00,0x1000 #62.12%
上記の様に記述して、hash等は hashlist.txt からコピペします。
imagetype は disk の場合は DISK、 rom の場合は ROM
gamename は mdc5linker の「変換できるイメージ」で表示されるゲーム名
gamecode はゲームの型番 ( 分からなければ適当な英数字でも可 )
biosname はゲーム起動時のゲーム選択画面で表示されるゲーム名です
ひらがな、カタカナ、英数字などが使用できますが、使用できない文字があった場合はmdc5linkerでsyntaxerror とエラー表示されます。
注意:スペースは半角スペース、英数字は半角で、改行は @ で記述して下さい
その他の詳細はこちらをご覧下さい → mdc script syntax 0.02 – common
後はファイルを保存して、mdcファイルがある指定のフォルダへ保存します。
mdc5linker で Rescan すれば作成した mdcファイルのゲーム名が出てくると思います。
コメント
こんばんわ。
4mbitのUV-EPROMの配線がイマイチわかりません。
もし、よろしければ教えていただけませんか?
あと、すこしなのですが、、、
こんな質問してすいません。
>SPさん
MDC5サイトの製作方法でわかるとは思うんですけど
どの辺が分かりませんか??
こんばんわ。
すいません、初心者なもので、、、
書き込みデバイスとU1 PRGの同じ信号同士を接続すれば~で意味がわかりました。
一応完成はしましたが、動きません、、、
>SPさん
4M-EPROM側 基板側
1ピン ---------- 32ピン(VCC)
2ピン ---------- 24ピン(A16)
22ピン ---------- エッジコネクタの 44ピン(CPU /ROMCS)
24ピン ---------- 31ピン(/OE)
30ピン ---------- 1ピン(A17)
31ピン ---------- 2ピン(A18)
という感じにつなぎます。
動かないのは配線ミスか EPROM への書き込みミスかもしれないですね。
4Mbit の EPROMへ書き込む場合は、4Mbit の binイメージ を mdc5linker で作成して下さい。
mdc5linker の ROM capacity で 4Mbit に指定すればゲームが1つでも
4Mbit の binイメージを作成してくれます。
4MbitのEPROMに2Mbitしか書き込まなかった場合は起動しないと思います。
こんにちは。
アドバイスありがとうございました。
とても参考になりました。
また、最初からやりました。
そして起動したらキャラクターがすべて四角です。
なにが悪いんですか?
ばくてんさん、聞いてばかりですいません。
>SPさん
そうですね…一応動いているんですよね?
そちらの情報が何もわからないので何とも言えませんが
CHRROMに取り付けたSRAMが壊れてるのか、配線が間違っているんではないでしょうか?
確認してみて下さい。