かなり古い（昭和63年：1988年）ですが…
バッ活パート11掲載「ROMゲームをディスクシステムで実行」の基板を作ってみました。
書籍を持っていない方も今は電子書籍で楽しめます。
当時は作ってみたいとは思っていたのですが、作成するにはかなりハードルが高く…
PC-6601SR用のハードを作らないといけなかったり…
今ではFDSイメージ作成もPCでできますし基板作成も手軽に出来る時代。
ということで記事内では回路は外付けですが、表面実装部品をうまく配置してRAMアダプタ内に内蔵できるようにしてみました。
これで見た目は普通のRAMアダプタですが…MAP#00とMAP#03のカセットがディスクで動かせます！！
3本しかないので、とりあえず動かなくてもいいかなと…
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RAMアダプタ改造基板 x 1
電解コンデンサ x 2 (4.7uF x1 , 100uF x1)
FDSイメージ作成ファイル一式入りCD-ROM (Windows用) x 1
ディスクシステムRAMアダプタ(DRAM 4個バージョン） x 1
DIP SRAM 256kbit x 1（スーファミカセットから取り外し 62256等）
バックアップ活用テクニック PART11（または電子書籍）
を別途準備する必要があります。
SRAM 62256等
記事内ではRAMアダプタはDRAM1個バージョンでも動作は可能と書かれていましたが、実際は動作しませんでした。原因は不明ですが、記事内ではDRAM4個バージョンで作成しているのでもしかすると動作確認はしていないのかもしれません。
RAMアダプタ改造基板の74シリーズはすべて74Fxxで実装しています。
74F139以外は74HCxxでも大丈夫なのかもしれませんが…機会があれば実験してみます。
基板はDRAM1個バージョンにも対応出来るようにピンをハンダする箇所がありますが今回は使用しません。
DRAMx4 MB81416 16pin と DRAMx4 MB81416 4pin の穴を使用します。
DRAMx1 LH2833 21pin と DRAMx1 LH2833 9pin の穴は使用しません。
※DRAMx1版のRAMアダプタは未対応です
バッ活PART11の記事を見ながら作業していきます。
まずは準備としてRAMアダプタ改造基板の裏面にカプトンテープを貼っていきます。
基板への傷やショートを防止するためなので写真を参考に必ず貼ってください。
使用している 耐熱テープ などは秋月電子などで購入出来ます。
次にRAMアダプタ内のSRAMを交換します、取り外して256bitのSRAMを取り付けて下さい
SRAMの１、26、27ピンを横に曲げてそれ以外のピンはハンダ付けします。
パターンカットはバッ活 記事内の図に示すとおり3カ所(a,b,c)です、しっかりと切断しておいて下さい。
※カット画像は提供していただきました。
RAMアダプタ改造基板を取り付けるために不要なピンを切断します。
改造基板を合わせながら、邪魔なピンを切断していきましょう。
ピンカットにはこちらの工具がオススメです。
※RP2C33とMB81416で赤〇が必ず残しておかないといけないピンです。
エッジコネクタ□のピンは全部残して写真を参考に基板をあわせながら不要なピンを確定してください。
DRAMのピンは記事記載のDRAM(MB81416)の4ピン(PRG R/W’)と16ピン(PRG CAS1′)以外は切断しても大丈夫です。このピンは改造基板とハンダ付けすることになります。
RP2C33は1ピンと59ピンが改造基板とハンダ付けしますので、基板周辺だけ邪魔なピンをカットします。
くれぐれも必要なピンまで切断しないようにして下さい。
準備が出来たらハンダメッキがされている穴が開いた部分をすべてハンダ付けします。
これで配線を使用せず、必要な信号線をRAMアダプタから取ることが出来ます。
通常より多めにハンダを流し込む感じになります。
取り付けて横に曲げたSRAMの１ピン(A14)、26ピン(A13)、27ピン(WE) から改造基板のJ1(A13,A14,WE)に配線でそれぞれハンダ付けします。最後に付属の電解コンデンサを穴にはめてハンダ付けすれば完成です。
FDSエミュレータの「FDSStick」や「FDSKEY」などを利用すればより扱いやすいと思います。
コメント
「ROMゲームをディスクシステムで実行」の基板の頒布はいつ頃を予定してますか？又、DRAM1個バージョン用の変換基板も頒布されますか？
>もよっさん
お待たせして申し訳ないです…
DRAM１個バージョンの方はうまく動作せず、色々と調べていますが今のところ原因不明です。
ですのでとりあえずDRAM４個バージョン用で準備をしておりますので
もうしばらくお待ちいただければと思います。
こちらの商品は、バッ活11の回路図と同じなんでしょうか？4個バージョンを用意して、お待ちしてます。
>もよっさん
回路は同じですがRAMアダプタに内蔵できるように基板を作成しています。
家電のケンちゃんで委託販売となりますのでよろしくお願いします。
一回目の販売時に買い逃したので、非常に楽しみです。因みに家電屋けんちゃんでの販売開始はいつ頃を予定されてますか？
>もよっさん
販売が決まりましたらTwitterで告知しますのでよろしくお願いします。
”FDSイメージ作成ファイル”のみ「バラ売り」をする予定はありますか？あればハードのみを事前に、バッ活11を参考に作製しようと思っているのですが・・・。
>もよっさん
「FDSイメージ作成ファイル」はハードとセットとなっておりますので、申し訳ありませんが単品での配布は行いません。
9月中の再販は、難しいのでしょうか？
>もよっさん
申し訳ないですが、仕事が忙しく10月中には販売できればと考えています。
RAMアダプタ改造基板の再販について、もう少し時間がかかる感じですか？
>もよっさん
もしばらく時間がかかるかと思います…年内には何とかと考えています。
購入させていただいました。
質問ですが、
リスト1(FCBには最初に 03 01 最後に 04 を加える)
と、説明書きがありましたが、
バイナリエディッタの設定がわかりません。
お勧めのエディッタソフトを教えてください。
>もよっさん
フリーのソフトはいろいろとありますのでお好きなのをどうぞ。
一般的によく使われてるのはこちらですかね
https://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se079072.html
こんにちは。こちらはもう再販の予定は無いでしょうか・・・？
ぜひとも購入させていただきたいです。
コメントありがとうございます。
入手困難な部品も使われているので準備できるかどうかわかりませんが、気長にお待ちいただけたらと思います。