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赤白ファミコン用 NESRGBtoFC ConversionBoard Re

NESRGB
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NESRGBの仕様変更が何度かされて取付基板もその都度作り直していました。

最初の取付基板を作成したのは 2016年12月でした。

赤白ファミコン用 NESRGB取付基板【旧版】
3年前にNESRGBが販売され、その後は各機種に取り付けるためのアダプタも販売されました。販売当初はかなり強引に赤白ファミコンへ取り付ける方法も公開されていましたので、それを元に赤白ファミコンへ取り付けました。

 

赤白ファミコン用 NESRGBtoFC ConversionBoard
NESRGBの仕様が変更されていた為、新旧NESRGB対応の赤白ファミコン用 NESRGBtoFC ConversionBoard をあらたに作成しました。以前のバージョンをご利用の方は対策方法も紹介しています。

 

NESRGBtoFC ConversionBoard2【CLK変更Ver】
新旧NESRGB対応の赤白ファミコン用 NESRGBtoFC ConversionBoard 【CLK変更Ver】を作成しました。対応策も公開しています。

 

今回もNESRGB4.0がリリースされましたのでそれに合わせ試作を重ね基板を作り直しました。

公式の変換基板では赤白ファミコンのイジェクトレバーが使用できなくなりますが、この変換基板を使えばそのまま使用できます。

  

難易度は相変わらず高いですが、リカバリーしやすいように基板を作成しています。

 

NESRGB化に利用するPPUのICソケット化基板もおすすめです。

NESRGB取付基板オプション PPUのICソケット化
この基板は新NESRGB取付基板を利用する際に、PPUのICソケット化を行うための赤白ファミコン用NESRGB取付基板のオプション基板です。

 

■「赤白FC用 NESRGBtoFC ConversionBoard Re」は家電のケンちゃんで委託販売中です。

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NESRGB 4.0 for Adapterboard(AV/TwinFC) | 同人ハード(キット),海外 | | 家電のケンちゃん(@kadenken)
「家電のケンちゃん(@kadenken)」で取り扱う商品「NESRGB 4.0 for Adapterboard(AV/TwinFC)」の紹介・購入ページ
赤白FC用 NESRGBtoFC ConversionBoard Re | 同人ハード(キット),BAKUTEN工房 | | 家電のケンちゃん(@kadenken)
「家電のケンちゃん(@kadenken)」で取り扱う商品「赤白FC用 NESRGBtoFC ConversionBoard Re」の紹介・購入ページ
 
■赤白FC用 NESRGBtoFC ConversionBoard Re の頒布内容

 

変換基板(1/2,2/2) 2枚1セット

※NESRGB用メンテナンス部品

74HC373 x 1

74ALS139 x 1

100kΩ x 1 金属皮膜抵抗

0.1uF(104J) x 1 フィルムコンデンサ

1.5uF(155) x 7 積層セラミックコンデンサ

1uF x 1 音響用電解コンデンサ(極性あり)

 

取付の難易度は【高】です。失敗することも考えて慎重に丁寧に作業を行ってください。

前期・後期基板に取り付ける前に、分解後ファミコンのメンテナンスを行っておきましょう。

※【NESRGB4.0】を取り付ける場合の注意点

1:ディスクシステムのRAMアダプタと本体基板の相性?よっては不具合が出てしまう可能性もあるようです。NESRGB4.0を取り付ける場合は前期基板に取り付けることをオススメします。

2:FCRGBのUSB給電仕様で画面にチラつきが出たり、何か不具合が発生する場合はUSBケーブルやUSBアダプタを交換してみてください。安価なUSBケーブルだと電圧降下が大きく動作不良の原因となります。

 

■前期基板(HVC-CPU-0x)のメンテナンス

基板上のセラミックコンデンサ、電解コンデンサを交換します。

電解コンデンサには極性(+ー)がありますのでご注意ください。

※前期基板(HVC-CPU-0x)

C8 → 0.1uFのフィルムコンデンサ

C2 → 1uF 50Vの音響用電解コンデンサ

※電源スイッチに当たる場合があるのでフィルムコンデンサは寝かせて取り付けてください。

  

 

こちらの積層セラミックコンデンサはお好みで交換してください。

C11,C12,C13,C14,C15,C16 → 1.5uFの積層セラミックコンデンサ(極性無し)

※C14は本体ケースに当たってしまうので寝かせて取り付けてください。

■後期基板(HVC-CPU-GPM-0x)のメンテナンス

後期基板は前期基板と比べて拡張音源のバランスが悪いので R7 の 43kΩ を前期基板と同様の 100kΩ に交換します。

R7 → 100kΩの金属皮膜抵抗

C7 → 1uF 50Vの音響用電解コンデンサ

  

 

こちらの積層セラミックコンデンサはお好みで交換してください。

C10,C40,C41,C42,C43,C44,C45 → 1.5uFの積層セラミックコンデンサ

 
■前期・後期基板共通【気にならない方は作業の必要はありません】
今現在もファミコンゲームの新作が発売されていますが、一部の機種で動作不良が起きる可能性があります。
その対応策としてファミコン基板上の 74LS373 , 74LS139 を付属の 74HC373 , 74ALS139 と交換します。特に気にならない方は交換する必要はありません。
※NESRGBを取り付けた後では交換することが出来ませんのでご注意ください。
74HC373 が使われている基板もありますのでその際は 74ALS139 のみ交換してください。
 
 
ハンダ吸い取りの工具をお持ちで無い方はこちらもオススメです。
Bitly
Bitly
 
該当のICを取り外したら向きを間違えないようにそれぞれにハンダ付けしてください。
 
■NESRGBtoFC ConversionBoard Re の取付

PPUのICソケット化を行う場合はこちらの基板を使用してください。

ICソケット化にはイジェクトレバーの交換も必要です。

NESRGB取付基板オプション PPUのICソケット化
この基板は新NESRGB取付基板を利用する際に、PPUのICソケット化を行うための赤白ファミコン用NESRGB取付基板のオプション基板です。

 

メンテナンスが終わったらファミコン基板のハンダ面の出っ張ったピンをすべてカットしていきます。

ピンカットにはこちらの工具がオススメです。

Bitly

 

実際に変換基板を当ててみてPPUのピン以外はすべてカットしてください。

変換基板が接触しますのでショート防止と傷が付かないようにするためです。

 

 

PPUの赤丸部分の4ピン分も足をカットしておきます。

 

シルク印刷で絶縁処理っぽいことを行っていますが、念のため取り付ける前にカプトンテープなどで写真のように絶縁処理をお願いします。

使用している 耐熱テープ などは秋月電子などで購入出来ます。

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変換基板1/2をPPUのピンに合わせて基板の穴にピンが入るように調整します。

ファミコンの製造時期によってはPPUのピンが寝ている(折れている)場合もあるので、その場合はハンダこてをあてピンをしっかり立たせてください(写真の赤○部分端の4ピンが寝てる場合が多いです)

PPUのピンがすべて穴に入っているのが確認できたら、穴は大きめにあけているのでハンダを多めに流し込みハンダ付けしていきます。

 

重要:ハンダ付け後は、必ずテスターでPPUと基板が導通しているか確認してください。

 

■音声取り出しの加工(FCRGB基板を使用する場合は忘れずに行ってください)

今回の基板からNESRGBの位置が上部に移動しましたので、FCRGB基板を使用する場合は先に音声の取り出し加工を行ってください。NESRGBを取り付けた後では音声取り出しは困難です。

赤白ファミコン用 FCRGB基板【AVマルチ出力】
今まで頒布していた「赤白ファミコン用 NESRGB AVマルチ基板 Rev.0.5」 に USB給電対応 とその他の機能を追加し FCRGB基板 を作成しました。

 

FCRGB基板の似非ステレオ回路は本体基板からCPUの1ピン、2ピンとエッジコネクタ 45ピン、46ピンを利用します。パターンカットは本体基板のエッジコネクタの45ピンに入っているパターンを手前でカットします。

※本体基板側のパターンカットと配線箇所(前期・後期基板)

 

 

ハンダ面から配線する場合はCPUの1ピン、2ピンからも配線を取り出しておきます。

 

■NESRGBと変換基板2/2をハンダ付け

端面スルーホールとなっていますのでハンダ面の位置をあわせてNESRGBをハンダ付けしてください。

 

重要:ハンダ付け後は、必ずテスターでNESRGBと基板が導通しているか確認してください。

 

■変換基板1/2と変換基板2/2をハンダ付け

 

ハンダ付けする前に基板に接触しそうな部分の絶縁処理、ファミコン基板のハンダ面のピンカット等を忘れず行ってください。

使用している 耐熱テープ などは秋月電子などで購入出来ます。

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2枚の基板を合わせ、端面スルーホールとハンダパッドの位置を調整しハンダ付けします。

 

 

重要:ハンダ付け後は、必ずテスターでNESRGBと基板が導通しているか確認してください。

 

■PPUから変換基板への配線処理を行います

PPUの 2ピン~9ピン(DP0~DP7) と 14ピン~17ピン(EXT0~EXT3) のピン足を基板からカットします。カット後はPPUのピンを横に上げてNESRGBまでの配線準備をしておきます。

  

 

確認後、PPUの足を上げたピンから変換基板の該当箇所へ配線しハンダ付けします。

 

使用している UEW線 0.26mm はAmazonでも購入出来ます。

Bitly

 

 

 

 

これでNESRGBの取付は完了です。

NESRGBの[J3][J5]はハンダを盛ってショートさせておきます。

(各バージョンのNESRGBに従って設定をお願いします)

   

NESRGBの出力側端子の +5VGND には電源ユニットから VCC , GND を配線。

※+5Vの配線にはなるべく太い線を使用してください(AWG23かAWG24ぐらい)

※パレット切替の配線も忘れずに行いましょう(配線を忘れると画面が出ません)

(各バージョンのNESRGBに従ってパレット設定をお願いします)

 

■AVマルチ化や電源周りの改善にはFCRGB基板がオススメです
赤白ファミコン用 FCRGB基板【AVマルチ出力】
今まで頒布していた「赤白ファミコン用 NESRGB AVマルチ基板 Rev.0.5」 に USB給電対応 とその他の機能を追加し FCRGB基板 を作成しました。

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