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TSOP-DIP変換アダプタを使ってフラッシュカートリッジをつくる

kazzo/tuna
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家電のケンちゃんで頒布中の「FCフラッシュカートリッジ専用 TSOP-DIP変換アダプタ 【表ver 2枚セット】」ですが度重なるバージョンアップでシルク表記がわかりにくくなっていました。

FCフラッシュカートリッジ専用 TSOP-DIP変換アダプタ 【表ver 2枚セット】 | 同人ハード(キット),BAKUTEN工房 | | 家電のケンちゃん(@kadenken)
「家電のケンちゃん(@kadenken)」で取り扱う商品「FCフラッシュカートリッジ専用 TSOP-DIP変換アダプタ 【表ver 2枚セット】」の紹介・購入ページ

 

ファミコン フラッシュカートリッジ専用 TSOP-DIP変換アダプタ
何名かの方には無料でお配りした、ファミコンのフラッシュカートリッジ作成用の変換基板。 秋月で販売されている MX29F040TC を使って、フラッシュカートリッジを作成しやすくする為に極力配線をしないでいいように作成したTSOP-DIP変換...

 

過去の記事内で修正はしていましたが、現VerでのMMC3&MMC1フラッシュカートリッジの作成方法例の記事を作り直しました。まずは基板のシルク表記の説明から…

■変換基板のジャンパピン P は PRG、 C は CHR の意味です

FLASH/CE-C:FLASH/CE-Cでジャンパすれば /CE を CHR のピンアサインに変更。

※PRGの場合はジャンパせずに FLASH/CE からエッジコネクタの44pin(CPU /ROMCS) に配線。

P-/OE-C:/OE を P または C へそれぞれジャンパすれば PRG または CHR のピンアサインに変更。

4M-A18-2M:4M-A18 でジャンパすれば 4Mbit、A18-2M でジャンパすれば 2Mbit になります。

/OE-SRAM/OE-GND:/OE-SRAM/OE でジャンパすれば SRAM の /OE を FlashROM と共通にします。

(SRAM/OE-GND でジャンパすれば W-RAM仕様 となります)

/WE SRAM-Flash:SRAMを使用する場合は SRAM-Flash でジャンパすれば SRAM と FlashROM の /WE を共通にします。

SRAM/CE S-/CE:SRAM単体で使用するときのみ S-/CE でジャンパしますが、このジャンパを使用することは無いと思います。

SRAM VCC-V:SRAM VCC-V でジャンパすれば SRAM に電源を供給します。

R1,R2:プルアップ抵抗用(10kΩのチップ抵抗を取付)CHR-ROM/RAM両用にする場合に使用。

 

■MASKROMピンアサイン表

 

使用できるデバイスとしては MX29F040CTI などがあります。

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https://jp.rs-online.com/web/p/flash-memory/1703117

 

 

■表バージョンを使用してMMC3のフラッシュカートリッジ作成
※表バージョンはカセットのMASKROM(PRGROM,CHRROM)を取り外してハンダ付けします。

ピンヘッダとMX29F040をハンダ付けしたらMASKROMを取り外した基板に全ピンをハンダ付け。

403- 現在メンテナンス中です。

 

もしCHR側にSRAMを取り付けてCHR-ROM/RAM両対応にする場合は、カセット基板にハンダ付けする前にSRAMを取り付けます。

 

 

MMC3はPRGが最大4Mbit、CHRが最大2Mbit
unagi flashmemory cartridge hiki - MMC3

PRG側は変換基板の P-/OE, 4M-A18 をジャンパでショート。

変換基板の FLASH/CE から エッジコネクタの 44pin(CPU /ROMCS) に配線。

変換基板の /WE Flash から エッジコネクタの 14pin(CPU R/W)に配線。

これでPRG側は完了です。

CHR側は変換基板の FLASH/CE-C , A18-2M , /OE-C をジャンパでショート。

変換基板の /WE Flash から エッジコネクタの 47pin(PPU R/W)に配線。

配線はこの 3本 だけでMMC3フラッシュカートリッジは完成です。

 

■表バージョンを使用してMMC1のフラッシュカートリッジ作成
MMC3と基本的に一緒ですがPRGROMの最大容量が違いますのでその部分だけで、それ以外の作業は上記のMMC3を参考にしてください。
MMC1(CHR-ROM)はPRGとCHRとも最大2Mbit
MMC1(CHR-ROM)のフラッシュカートリッジを作成するときは SKROM の基板をベースに、MMC1(CHR-RAM)のフラッシュカートリッジを作成するときは SNROM(2Mbit) と SUROM(4Mbit) の基板をベースに作成しましょう。SNROM基板では4MbitのFlashROMが読み書きできません。
unagi flashmemory cartridge hiki - MMC1

PRG側は変換基板の P-OEA18-2M をジャンパでショート。

変換基板の FLASH/CE から エッジコネクタの 44pin(CPU /ROMCS) に配線。

変換基板の /WE Flash から エッジコネクタの 14pin(CPU R/W)に配線。

これでPRG側は完了です。

CHR側は変換基板の FLASH/CE-C , A18-2M , /OE-C をジャンパでショート。

変換基板の /WE Flash から エッジコネクタの 47pin(PPU R/W)に配線。

配線はこの 3本 だけでMMC1フラッシュカートリッジは完成です。

 

※CHR-RAM(SUROM,SNROM)の場合は配線はPRG側 2本 だけで完成です。

   

 

kazzoやtunaに利用できるスクリプトはこちら。

kazzo用スクリプト【現在入手可能なフラッシュカートリッジ】
家電のケンちゃんで現在入手可能なフラッシュカートリッジのkazzo最新スクリプトをまとめてみました。 不具合とかが修正されていてどれが使えるのかわからなくなってしまったので… 公開するスクリプト(2023.12.25 更新しました) MMC...

 

SRAMをFRAMに変更できる基板はこちら。

ファミコン用 SRAMtoFRAM基板をつくってみた
今回はSRAMを取り外してそのまま交換することでFRAM化(バッテリーレス化)することが出来る基板を作ってみました。FRAM基板にはFM16W08と74HC02を使用しています。

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