家電のケンちゃんで頒布中の「FCフラッシュカートリッジ専用 TSOP-DIP変換アダプタ 【表ver 2枚セット】」ですが度重なるバージョンアップでシルク表記がわかりにくくなっていました。
過去の記事内で修正はしていましたが、現VerでのMMC3&MMC1フラッシュカートリッジの作成方法例の記事を作り直しました。まずは基板のシルク表記の説明から…
FLASH/CE-C:FLASH/CE-Cでジャンパすれば /CE を CHR のピンアサインに変更。
※PRGの場合はジャンパせずに FLASH/CE からエッジコネクタの44pin(CPU /ROMCS) に配線。
P-/OE-C:/OE を P または C へそれぞれジャンパすれば PRG または CHR のピンアサインに変更。
4M-A18-2M:4M-A18 でジャンパすれば 4Mbit、A18-2M でジャンパすれば 2Mbit になります。
/OE-SRAM/OE-GND:/OE-SRAM/OE でジャンパすれば SRAM の /OE を FlashROM と共通にします。
(SRAM/OE-GND でジャンパすれば W-RAM仕様 となります)
/WE SRAM-Flash:SRAMを使用する場合は SRAM-Flash でジャンパすれば SRAM と FlashROM の /WE を共通にします。
SRAM/CE S-/CE:SRAM単体で使用するときのみ S-/CE でジャンパしますが、このジャンパを使用することは無いと思います。
SRAM VCC-V:SRAM VCC-V でジャンパすれば SRAM に電源を供給します。
R1,R2:プルアップ抵抗用(10kΩのチップ抵抗を取付)CHR-ROM/RAM両用にする場合に使用。
使用できるデバイスとしては MX29F040CTI などがあります。
ピンヘッダとMX29F040をハンダ付けしたらMASKROMを取り外した基板に全ピンをハンダ付け。
もしCHR側にSRAMを取り付けてCHR-ROM/RAM両対応にする場合は、カセット基板にハンダ付けする前にSRAMを取り付けます。
PRG側は変換基板の P-/OE, 4M-A18 をジャンパでショート。
変換基板の FLASH/CE から エッジコネクタの 44pin(CPU /ROMCS) に配線。
変換基板の /WE Flash から エッジコネクタの 14pin(CPU R/W)に配線。
これでPRG側は完了です。
CHR側は変換基板の FLASH/CE-C , A18-2M , /OE-C をジャンパでショート。
変換基板の /WE Flash から エッジコネクタの 47pin(PPU R/W)に配線。
配線はこの 3本 だけでMMC3フラッシュカートリッジは完成です。
PRG側は変換基板の P-OE, A18-2M をジャンパでショート。
変換基板の FLASH/CE から エッジコネクタの 44pin(CPU /ROMCS) に配線。
変換基板の /WE Flash から エッジコネクタの 14pin(CPU R/W)に配線。
これでPRG側は完了です。
CHR側は変換基板の FLASH/CE-C , A18-2M , /OE-C をジャンパでショート。
変換基板の /WE Flash から エッジコネクタの 47pin(PPU R/W)に配線。
配線はこの 3本 だけでMMC1フラッシュカートリッジは完成です。
※CHR-RAM(SUROM,SNROM)の場合は配線はPRG側 2本 だけで完成です。
kazzoやtunaに利用できるスクリプトはこちら。
SRAMをFRAMに変更できる基板はこちら。
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