今から5年前に「戦士のカートリッジクローン基板」を頒布していました。

現在はFDD/ROMエミュレータの「NANOCART」もありますが…

今回は半導体不足とかPLCCのFlashROMなどが入手困難になりましたので基板を作り直し。
バンク切り替えをローターリースイッチに変更してゲームの切替も容易にしました。
PC-6001/6601全シリーズ対応 戦士のカートリッジClone(互換カートリッジ)です。
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基板裏側のジャンパをWR側にしていますが、予期せぬ事でFlashRomのデータが削除されないようにスイッチを付けて切り替えるようにしてもいいかもしれません。
戦士のカートリッジClone のFlashROMには何も書き込まれていません。
ゲームの書き込みにはkazzo/tunaを利用するか、MX29F040,SST39SF040等のFlashROMが書き込みできるROMライタが必要です。
aitendoやAliexpressなどで購入出来ます。

ちなみに私はこちらのアダプタ付きを購入しました。

追加でFlashROMが必要な場合は SST39SF040 等が利用できます。
頒布版の戦士のカートリッジCloneはTSOPソケットは取り付けていません。
8Mbitや32MbitのTSOP FlashROMを使用する場合は別途入手してください。
TSOPソケット型式:OTS-40-0.5-01
AliExpressなどで購入出来るようです。
購入出来なくなったようです…
必ず同型式のTSOPソケットを入手してください。(3,000~4,000円ぐらいです)
別の型式だと取り付けできない可能性もあります。
TSOPソケットは40ピン対応で8Mbitまたは32MbitのFlashROMが使用可能です。
※AM29F080やMBM29F033Cで動作確認済み
TSOPソケットを取り付けるとこんな感じ。
FlashROMを外すか無効にすれば拡張RAM(PC-6006互換)として16KBのRAMが利用できます。
DIP<>TSOPの切替スイッチでTSOP側にすればDIPのFlashROMを無効に出来ます。
ICの引き抜きには「サンハヤト IC引抜冶具 GX-7」あると便利です。

IC引抜冶具が使えるように頒布品には切り欠きも作っています。
付属のMX29F040またはSST39SF040のFlashROMにROMライタでROMイメージを書き込んで使用します。
※付属のFlashROMは MX29F040 か SST39SF040 のどちらかになります。
1Mbit(128kB)のROMイメージを4個結合して4MbitのROMイメージを作成しROMライタで書き込み。
市販のカートリッジゲームも動作しますのでROMイメージを書き込んだり、TINY野郎さんが公開されている「なんでもメガROM」を使えば、テープゲームなど更に多くのゲームが書き込めカセットポンで実機でゲームが遊べます。
P6ゲーム開発の動作確認等に利用してもいいかと思います。

なんでもメガROMとかベルーガとか市販カートリッジゲームも動作します。
カートリッジケースはこちらにも対応しています。

ゲームの切替はロータリースイッチを回してP6本体のリセットボタンを押してください。
※P6本体の電源を切ってロータリースイッチを切り替える方をオススメします。
ロータリースイッチは 0~F まで16段階の切り替えが可能です。
32MのスイッチはTSOPの32MbitのFlashROMを利用したときのBANK切替スイッチです。
TSOPソケットを取り付けてMBM29F033CのFlashROMを使用すれば、最大で32種類のゲーム(1MbitROMイメージx32)が選択できます。
DIP<>TSOPの切替スイッチ
DIPはMX29F040(SST39SF040)側でTSOPはTSOPソケット側のFlashROMを使用するときに切り替えます。
戦士のカートリッジのハードに関しては西田さんのサイトでご確認ください。
戦士のカートリッジmkII 技術資料も公開されています。
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